新宿のハラールレストラン良彌(よしや)でお食事してきました
2017/07/09
仕事で新宿に出向いた際に、ハラール認証レストラン「良彌(よしや)」でお昼を食べてきました。
イスラム教徒の外国人観光客の方にハラールフードが食べられるところを訊かれてこのレストランのことをお伝えしたことがあったのですが、実際に自分では食べたことがなかったからです。
ハラール認証とは?
昨年くらいから仕事でハラール関係の方たちと少しご縁があって、ハラールについて知る機会がありました。
ハラールとはアラビア語で「許された」という意味で、イスラムの戒律にのっとった食べ物をハラールフードと言います。
私はそれまでは漠然と「お肉を食べない戒律」と勘違いしていたのですが(漠然としすぎですね…^^;)、イスラム教徒の方々が実際に食べられないお肉は豚肉のみ。
鶏肉など他のお肉は大丈夫ですが、ハラールにのっとった処理をしたものだけを口にすることができます。
お肉そのものでなくても、ポークエキスが使用されていたり、豚由来のものはすべて口にできません。
他にも、アルコールも禁止なので、料理などに使うことはもちろん、厳しく戒律を守る方たちの場合は、厨房内に置いておくことも、アルコール消毒もダメなどとなっているそうです。
そうなると調味料も、アルコールの入った味噌やみりんやお酢はダメ、精製過程で豚由来の活性炭を使った白砂糖などもダメと、使えないものがかなり多くなります。
そこで、そういう料理が食べられる「ハラール認証」というお墨付きをもらったレストランを選んで食事をすることになるわけです。
日本に来ると、ムスリムの方たちは食べるところが限られてしまって大変ですよね。
新宿のハラールレストラン良彌(よしや)
そういうわけで、ご紹介しているのにどんなお味かも確認していないのはいかがなものかとずっと思っておりましたので、ちょうどいい機会と思い、今日は一人でしたが良彌(よしや)さんに行ってきました。
場所は、新宿西口駅構内のメトロ食堂街の地下1階レストラン街にあるお店です。メトロ食堂街はJR新宿西口を出るとすぐ右手にあります。
地下1階といっても、JRの出口から歩いていくとメトロ食堂街の階段を上にあがることになりますが。(新宿駅周辺ってここが何階かの区別がけっこうややこしいですよね。)
良彌(よしや)さんは京都の嵐山に本店がありますが、まずは本店がハラール認証を取得して、次いでこちらの新宿店が取得したそうです。
全てのメニューに英語表記があって、私が行ったときには日本人ではなくムスリムの国の方かな?と思われる店員さんが案内をしてくださいました。日本語でも英語でもバッチリの体制のようでした。
おひとり様用の小さい机のようなテーブルもいくつもあって、私同様のおひとり様も他に何人も食べていらっしゃいました。
席には、伝票がわりの小さなうさぎのマスコット人形が各テーブルに置いてあります。お会計のときには、そのお人形を持ってレジに行きます^^。
今日私が注文したのはこちらの「照り焼きおぼろ豆腐重」850円。
京都嵯峨野名物のおぼろ豆腐が原料だそうで、優しいお味のお重でした。
天ぷらやお蕎麦もとっても美味しそうでしたよ!
メニューを見たときにはどれがハラール対応料理かわからなかったので、全部そうなのかな?と思い、帰るときにお店の方に伺ったところ、ハラール対応料理は私の渡されたメニュー表にはなく、別メニューの3種類のみということでした。そうだったんですね!
ハラールメニューも食べてみればよかったなと思いつつ、もうお腹がいっぱいだったのと、後の仕事が詰まっていたためお店を後にしました。
とりあえず、これからはハラールレストラン良彌(よしや)さんをイスラム教徒の方にご紹介するときには、「ハラールメニューはこの3種類ですよ~」とご説明ができます^^。
ハラール対応&英語ばっちりの国際色豊かな感じと、入口を入ったところで売られている京野菜などの和風なイメージとが混在する、とても便利な駅近のお店でした。