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年賀状の子供の写真や家族写真入りはあり?夫婦写真の場合は?

年賀状の季節になると、決まってあちこちで話題にのぼるのが、子供の写真入り年賀状の是非。

もらって嬉しい人と嬉しくない人がいる、ということですね。

子供だけでない家族全員の写真入りの年賀状や、夫婦二人での写真入りのものも含めて、写真年賀状を受け取る側はどうなのか、私自身の体験や考えと、一般的な意見をご紹介します。

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年賀状の子供の写真はあり?なし?

子供のみの写真入り年賀状は、もらって嬉しくない年賀状の上位にランクインされているのをよくみかけます。

でも実際にはどうかというと、例えば私がもらっている年賀状は、小中高あるいは大学時代の友人からのものも、会社の元同僚からのものも、結婚してお子さんがいる方からの年賀状はほぼすべてが写真入り年賀状です。

お子さんのみの写真入り年賀状はそのうちの7割くらい。

夫宛ての年賀状は、半分が写真入り年賀状、残り半分が写真なしで、写真入り年賀状の場合は、お子さんのみのものと家族写真が半々くらいでしょうか。

写真なしの年賀状は独身の方が多いのかな。夫の分は既婚・未婚の内訳まではよくわかりませんが…。

夫の会社は虚礼廃止にしているため、会社関係では親しい人たちのみとやりとりをしているので、会社関係の年賀状が多い方なら写真なし年賀状がこれより多いかもしれませんね。

私たち同様まわりも子供たちが大きくなってきて、子供の写真入り年賀状の割合はここ数年少しずつ減っていますが、逆に親戚などではお孫さんができてお孫さんの写真入り年賀状に途中からシフトされた方も数人ですがいらっしゃいました。

一方、もらう側が子供の写真入りの年賀状が嬉しくないという理由には、大きく分けるとふた通りあるようです。

・結婚や出産をしていないので焦らされてしまったり、なかなか赤ちゃんが授からないので、子供の写真入り年賀状をみるのがつらい

・会社関係者など、プライベートでほぼ関わりがなかったり、友人でも家族ぐるみではない場合に、知らない子供の写真を見せられても…と思う

未婚や子供がまだいないため焦らせられるという方たちは、状況が変わると賛成派になることが多いのですが、なかなか赤ちゃんが授からない方にはとてもつらいものなんですね。
写真入り年賀状を出す側は、特に深く考えずに、子供がいるからじゃぁかわいい子供の写真で…と単純に考えている方が多いと思います。

むしろ、自分たちが子供の写真入り年賀状を送っている人たちは

・よその子でも子供の写真入りはかわいいし、成長していくのを見るのも楽しいし、絵や文字だけよりもらって嬉しい

と、もらうことも肯定的に考えている人がほとんどです。

こうしてあらためて書き出してみると、自分たちが送っている側とそうでない側の意識には大きくへだたりがあるんだなぁと感じます。

ほんとうなら、手紙のようにそれぞれの送り先の相手の状況をおもんばかりながら近況を報告できればいいのですが。一斉に送る年賀状ならではのデリケートな問題ですね。

すべての人のおめがねに適うようにするのは難しいですが、親しくない間柄でも年賀状のやりとりをする会社に自分や配偶者が勤めている場合は、

・会社用とプライベート用の年賀状を分けてつくる

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というやり方で対処するのが一般的なようです。

年賀状は家族写真ならOK?

「会社用とプライベート用と作り分けるのはめんどうだ」
という方におすすめなのは、子供のみでなく家族全員の写真入り年賀状にしてしまう方法。

家族写真入りの年賀状は、子供のみの写真入り年賀状と違い、「もらって嬉しい年賀状」のアンケートでも常に上位に来ています。

たしかに、家族ぐるみで付き合っていない場合、会ったこともないお子さんの成長を見せられることに違和感を感じる人の気持ちも分からなくもありません。

そういう方は、普段付き合いのある本人も写真におさまっていて初めて、送り主と受け取り手である自分とのつながりを感じられてしっくりくるんでしょうね。

色々な方のお話を総合すると、送り主を含めた家族の写真が載っていて、手書きで一筆近況が書いてある年賀状が、相手の最近の様子がわかってベストのようです。

年賀状で夫婦だけの写真入りはもらって嬉しい?

まだ子供が生まれる前に働いていた会社で、部署の独身の女性の先輩たちが、学生時代の友人たちから届く年賀状について、

「会ったこともない子供のみの写真入り年賀状をもらっても…。それよりあなた(送り主本人)がどうしているかを知りたいのにっていつも思うのよねぇ。」
とぼやき合っているのを聞いて、そういうものなんだ、と思ったことがありました。

でもその先輩方にも、同じ部署の元同僚だった方が送ってくる毎年恒例の夫婦だけの写真年賀状は大うけで人気でした。

毎年12月1日に二人そろって着物を着て、同じ部屋で、同じ座った姿勢で、セルフタイマーで撮影したものです。

神妙な顔をして、すべてまったく同じセッティングにして写しているけれど、毎年微妙に二人とも年をとってきているのがなんだかつぼに入っていたようです。

あ、もちろん悪い意味ではなく、送る側も受け取る側も面白がってやっているようでした。

写真入り年賀状といえば子供のいる家庭の人たちが出すもの、と思い込んでいたのが、「夫婦だけの年賀状もありなんだ」と思うようになったきっかけの年賀状でした。

それから月日を経て、結局自分たちは気恥ずかしくて夫婦二人の写真年賀状を送ったことはありませんでしたが、ご夫婦だけの写真入り年賀状を毎年くださる方が何人かいます。

5年、10年とやりとりが続いていくと、たしかに写真のお二人は少しずつ年を重ねてくるのですが、相変わらず仲良く、元気で過ごしているのが写真から見てとれて、なんだかあったかい気持ちになります。

特にご夫婦で一緒の趣味や旅行をされる方などは、そういったシチュエーションでの写真を送ると、夫婦の無事の報告と同時に近況のお知らせもいっぺんにできていいかと思います。

毎年同じ部屋で同じ座り姿で撮るのもまた一興かなとは思いますが(笑)。

まとめ

写真入り年賀状は、もらって嬉しい人と嬉しくない人がいるものなんですね。
なかには自分の顔の写った写真入りを送ってくること自体、自信があるようで抵抗を感じる、という人もいました。

でも、文字で書き表すよりも写真だとはるかに多くが伝わります。

普段なかなか会えない方たちには、できれば家族みんなで撮った写真年賀状に、心のこもった一筆を添えて出したいものですね。

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