ひな祭りの甘酒の由来は?白酒との違いは?作り方もご紹介!
ひな祭りの甘酒の由来は?
ひな祭りは女の子の大事なお祝いです。
ひな祭りの時にひな壇を家に飾りながら子供の成長を祝うのは、女の子を持つ家庭にとっては、特にお子さんが小さいうちは、とても大事なイベントですよね。
ひな祭りのときにひな壇を飾るのは毎年しているというご家庭も多いかと思いますが、甘酒を用意するのも実はひな祭りでは重要なことなんです。
甘酒?と思われた方も多いかもしれませんね。
現代では、ひなあられを用意するお母さんはいても、甘酒を用意する人は少ないです。
甘酒がなぜ女の子のひな祭りに必要なのか、その由来をちょっと説明しますね。
甘酒は昔はひな祭りには欠かせないもので、正式なひな祭りのお祝いでは、ひな壇・あられ・甘酒の3点セットで祝うのが本来あるべき姿でした。
甘酒は、「酒」と名前はついていますが実はノンアルコールで、昔はひな祭りの時に飲む習慣がありました。
でも、いつの間にか現在では飲む家庭が少なくなっているようです。
もともと、大人たちは邪鬼を祓う清めの酒として白酒を飲んでいました。
でも、子供たちにアルコール入りの白酒を飲ませるわけにはいかないため、子供でも飲めるノンアルコールの甘酒を飲ませることで、同じような効果を得ようと考えたのです。
本当ならば白酒を飲ませることができれば邪気を払うには最適だったのですが、代用品として甘酒をひな祭りの時に子供に飲ませ、お祝いをしたのが始まりです。
でも、現在では甘酒までひな祭りに飲ませるお母さんがいないのが現状のようですね。
昔からの習慣がなくなっていくのはちょっと寂しい気もします。
ひな祭りに飲むのは白酒と甘酒どちら?違いはあるの?
ひな祭りのお祝いで飲むのは白酒?甘酒?そもそもこの二つに違いはあるの?と区別がついていない方はけっこう多いかと思います。
私も昔は違いがよくわかっていませんでした^^;。
また、ひなまつりに白酒を飲むという風習は昔からあったので、ひな祭りには白酒を飲むものと思っていたのに甘酒なの?と不思議に思っている人もいるかもしれません。
白酒を飲むのには、ひな祭りという邪気を払う節目の行事の際に身の穢れを洗い流すという意味がありました。
でも、1章でも書いたように、基本は白酒を飲むものなのですが子供にアルコールを飲ませるわけにはいかないので、白酒の代わりに甘酒を子供に飲ませるようになっていったのです。
白酒は、今ではスーパーなどでも簡単に手に入りますが、昔はみんな手作りしたものを飲んでいました。
白酒を作るのには時間がかかるのですが、甘酒を作るのには時間がかからなかったので、庶民の間では主に甘酒のほうが親しまれていたそうです。
ひな祭りの甘酒の作り方
甘酒は市販でも手に入れることはできますが、もともと甘酒がよく利用されるようになったのは、自分で簡単に作れることもその理由の一つでした。
甘酒の作り方を知っておくと、お子さんにお母さん手作りの甘酒を飲ませてあげることもできますよ。
とっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【簡単な甘酒の作り方】
・まず最初に、ご飯・麹・水の3つを用意してください。
・次に、炊いたご飯にお湯をいれてから、麹を入れてかき混ぜます。
・かき混ぜたあとは55度から60度程度(※炊飯器に入れればOK)で、6時間ほど保温するだけで甘酒の出来上がりです。
これで簡単甘酒の出来上がりです♪
手間がからずに、大量に甘酒を作ることができます。
市販で買うよりも断然安く済みますね^^。
飲む時には、そのまま飲むとちょっと濃くなり過ぎている場合があるので、お好みに合わせて薄めてから飲むと美味しく飲めますよ。
ぜひお試しくださいね。