賞味期限切れはいつまで大丈夫?冷凍すればOK?食中毒は?
ちょっとうっかりしていると、賞味期限っていつの間にか切れていますよね。
冷蔵庫がいつもがら空きだと把握しやすいんですが、
食べ盛りがいたりすると、そういうわけにもいきませんしね。
安売りのときに賢くまとめ買いしたつもりが、
賞味期限切れで処分するとなると逆に食費が高くなってしまう…。
でも、賞味期限っていったいどこまで切れてても大丈夫なんでしょうか?
賞味期限切れの食品っていつまで大丈夫?
賞味期限はおいしく食べられる保証期限のことなので、賞味期限が過ぎてもすぐに捨てる必要はないことはわかりました。
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でも、永遠に大丈夫なわけではないですよね。ほとんどの食品がいつかは腐ったりダメになるものですから。
それじゃあ実際、どのくらい過ぎても平気なのかというと…
実は食品を製造しているメーカーさんたちは、テストの結果自分たちが大丈夫だと保証できた3分の2程度の日数を賞味期限として記載しているんだそうです。
つまり、理論上は賞味期限の1.5倍は大丈夫なんです。
例えば、作ってから2週間が賞味期限の商品なら、実際には3週間はもつものなんですね。
メーカーさんによっては、通常の保存状況よりさらにより厳しい条件下でもテストをしてみてその結果も賞味期限の日数決めに加味する場合もあるので、それよりもさらに長く食べられるものもなかにはあるんですね。
ただし、各家庭やお部屋によって温度や風通しなどは違ってきますし、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫などはひんぱんに開け閉めされるため温度が安定していませんので、その点を考慮すると賞味期限のおよそ1.2倍くらいが安心して食べられる目安となります。
保存状況によってダメになるまでの日数は違ってきますので、やはり最後はカビが生えていないか、色が変わっていないかなどの見た目のチェックと、おかしな臭いになっていないかなど自分の五感による確認が必要になってきます。
賞味期限は冷凍で延ばすことは可能?
テレビのインタビューに答えていた「賞味期限を気にしない」主婦の方が、「冷凍庫に入れた食品(肉・魚・野菜・カレーなど)は、入れた時点で日数のカウントがストップするから半年くらい大丈夫。出したらまたカウントが再開する」とおっしゃっていて、そうそう、私も冷凍庫に入れたら安心~ってなるわと思わず共感。
あれ?私は「気にする派」だったはずなんですが…。
でもそういえば、「冷蔵庫や冷凍庫は過信してるよね。」とよく家族に言われています。。
そうか、私は「賞味期限を気にする派」のなかでも特に「常温保存時の賞味期限を気にする派」の派閥に属していたんですね。気がつきませんでした。
冷凍については、食の安全に詳しい先生によると、生肉でもマイナス15℃以下で保存すれば腐らないので、家庭用冷蔵庫はマイナス18℃以下なので理論上は大丈夫、とおっしゃっていました。
でも、家では冷凍庫を開けたり閉めたりして温度が上がるので、実際においしく食べられるのは2週間くらいだそうです。
生肉は冷蔵の場合、ひき肉で当日、薄切り肉や厚切り肉で2日(豚肉)と3~4日(牛肉)ほどもつものなので、冷凍すれば賞味期限は約10日ほど延ばせることになりますね。
賞味期限切れで食中毒になった!
それにしても、五感によるチェックはやはり必要ですよね。
私の実家で昔、母と私の姉妹が食中毒を起こして短期間ですが入院したことがありました。
お医者さまによると、おそらく味噌汁に入っていたお豆腐が原因だったのではないかとのこと。
あとでその話を妹から聞いて、「えええっ!一人だけとかならまだしも、味やにおいが変わっていることにどうして全員気づかなかったの?!」と驚いたのですが、どうやらその時は全員風邪をひいていてにおいがよくわからなかったようなんです。
さらにみんな忙しい時期だったので、身体が弱っているところに夜遅い夕食で消化力も弱っていたのかもしれません。
それで、ちょっと傷みかけていたくらいのお豆腐にやられてしまったのかもしれないなと思いました。(そこまでの味覚オンチぞろいだとは思いたくないです…^^;)
賞味期限切れの食品を食べるなら、五感が効く状態であることと、身体の抵抗力が落ちていないことが条件だなぁと思った一件でした。
みなさんも気をつけてくださいね。