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祖父母が亡くなったら年賀状は?喪中でいいの?会社の人には?

通常、親が亡くなった場合は喪中ということで年賀状は遠慮させていただくものですよね。

それでは、祖父母が亡くなった場合はどうでしょうか。

一緒に住んでいる場合は?

遠くに住んでいる場合は?

配偶者の祖父母の場合はどうすればいいのでしょうか。

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祖父母が亡くなった場合の年賀状はどうするの?

結婚して主人の転勤先に移り住んでしばらく経った頃、私の祖父が亡くなりました。父方の祖父です。

小さい頃は一緒に住んでいた時期もあり、大きくなってからも結婚して家を出るまではすぐ近所に住んでいました。

結婚前だったら、そういったつながりの強さから考えて、喪中のはがきを出していた可能性が高かったと思います。

けれども結婚したその時点では、実家とははるか遠くに離れた地域に住んでおり、その地域で仕事を通じた知り合いも増えてきていました。

その地域には、たまたまでしたが主人の母方の親戚も大勢いて、その方たちと親戚づきあいをさせてもらうようになっていたところでした。

当時は色々考えた末に、私のほうの親戚には喪中はがきを送り、主人側の親戚と、私と夫の友人知人には皆、年賀状を送ることにしました。

祖父が亡くなって私はとても悲しいけれど、もう独立して夫と二人で世帯を築いている今は、それを主人の側の親戚の方たちや夫婦の友人知人に共有してもらうことまではしなくていいのではないかと思ったことと、

私のほうの親戚には、お葬式に来てくれた人にもそうでない人にも私の親たちが喪中はがきを出すので、それに合わせようと思ったからです。

主人の両親は私の祖父と言葉を交わしたこともあり、祖父のお葬式にも参列してくれていたため、主人側ですが喪中はがきを送りました。

余談ですが、若かったその当時には、喪中とみなすかみなさないかはどれだけ悲しんでいるかのバロメーターのように感傷的に考えてしまっていたので、なんだか子供の頃可愛がってくれていた祖父に申し訳ないような気がしていたのを覚えています。

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でも、あとから分かりましたが、このときの私のやり方はごく一般的な判断だったようです。

祖父母が亡くなったら喪中になる?

喪中のためにお年賀の挨拶を欠礼する喪中はがきは、亡くなった人と自分、あるいは配偶者が何等親の関係まで、といった厳密な決まりはありません。

ですので、地域の風習やそれぞれの家庭によって、考え方にはある程度の幅があるものです。

でも、一般的には、

・配偶者と自分を中心にした一等親…父母や子供

・生計を共にしている二等親…祖父母、兄弟姉妹、孫

が亡くなった場合に喪中はがきを出します。

つまり、私の場合でいえば、独立して世帯を持ってからもそうですが、もともと独身で実家で親たちと暮らしていた頃に祖父が亡くなっていたとしても、祖父母とは近くに住んでいたとはいえ生計を共にしていたわけではないので、一般的に言うと喪中はがきは出す必要はなかったということになります。

でも、実際には、

・生計を共にしていなくても二世帯住居などで同居同然だった
・今は別居しているけれど結婚前は実家で同居していた
・同居していなくても家が近所でひんぱんに付き合いがあった

といったケースでは、喪中はがきを出す人も多いです。

祖父母が亡くなったら会社の人たちにも喪中はがき?

これについても厳密な決まりはないのですが、基本的には故人と付き合いがあったかなかったかが目安になります。

ですので、会社関係の人たちや自分たちの友人・知人には喪中はがきでなく年賀状で大丈夫という考えが一般的です。

自分の父母が亡くなった場合ですら、年賀欠礼できない仕事関係者には年賀状を出すという人たちもかなりいます。

逆に、実家の家族と商売を営んでいたりして仕事先の人たちが祖父母と面識がある場合は、仕事関係者でも喪中はがきで大丈夫です。

まとめ

祖父母のケースになると、「うちの場合はどうなるんだろう?」と悩む方も多いですね。

絶対にこうしなくてはという決まりはないですが、上の話を参考に、あとは自分の家庭の考え方や会社の社風などを加味して考えていただければと思います。

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