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冬の行事

年賀状をやめたいけど親戚は?どこまでの人に?やめるときの挨拶は?

12月の恒例行事の年賀状書き。

メールで済ませる人も増えてきたとはいうものの、
まだまだ紙の年賀状にこだわる人も多いですね。

出すのは大変だけど、やっぱりもらうと嬉しいものですし。

でも、もう忙しくて限界!そろそろ年賀状書きをやめたい…よし、来年から出さないことにしよう!

そう思っても、高齢が理由の欠礼宣言でなければ実行は難しい?

やめないで出し続けたほうがいい間柄はあるのでしょうか?

まだまだ高齢を理由にはできないお年頃の方たちの場合どうすればいいかを述べていきますね。

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年賀状をやめたいけど親戚はどうすればいい?

近くて親しい間柄の親戚の場合

仲のいい友人もそうですが、親や兄弟・義兄弟等の親しい間柄の親戚などでも日頃から直接会っている人たちになら、年賀状辞めます宣言をしてしまうのも一つの手です。

この場合は会ったときに「うちは来年から年賀状出さないことにしたから、ごめんね、よろしくね。」などと顔を見ながら伝えられるので、それほど困ることはないと思います。

「最近、年末は仕事がめちゃくちゃ忙しくなってきて」

「子育てもだけど、親の面倒みるのも加わったから年賀状どころでなくなってきちゃって」

など、納得してもらえるような理由も直接伝えることができますよね。

「うちもそうだったのよ~」

などと相手も共感してくれるかもしれませんね。

自分より年配の親戚の場合

自分たちよりも年上の親戚の場合には、こちらからやめるのは難しいですよね。それどころか、向こうから返信が来なくてもこちらからはやめられませんよね。

遠方でほとんど交流のない方たちほど、逆に余計気がねしてしまいます。

やはり、たとえ年賀状を出すのをやめた方たちでも、「自分より目上で普段交流のない親戚」には出し続けている、という方が大半です。
いつでもメールや電話で連絡をとれる親しい親戚や友人には出すのをやめたとしても、こういう関係の方たちには逆に、自分たちや子供・孫の無事を知らせるために続けるべきという意見も多くあります。

私も、結婚披露宴に出席してもらった親戚にお礼の意味もあって出したのがはじまりで、以来20年以上出し続けています。

親の意向と地域柄もあり、かなりの遠縁まで招いたため、友人よりも親戚に送る年賀状の数のほうがずっと多くなっていました。

出すようになって数年目に、ふと「まったく付き合いのない親戚にはいつまで年賀状を送ればいいのかな?」と思い、実家に寄った際に父に尋ねたことがありました。

が、父親から返ってきた言葉は「ずっと続ければいいじゃない。」のひとこと。さらに、自分は年賀状は今ではウン百枚やりとりしているよ、となぜか自慢げ…。

でも、そのせいで年末は仕事(※父は自営業です)をほったらかしなのでは?!とのつっこみは心の中にしまったまま、実家を後にしました。

そういうわけで、我が家では結婚披露宴名簿のまま年賀状を送り続けていたわけですが、20数年経った今どうなったかというと、ご高齢で亡くなられる方が増えてきて、枚数はかなり減りました。

直接会ったことのないうちの子供たちの成長をはがきで見て喜んでくれていた様子などをあとから伺って、送っていてよかったなと感じたことも何度かありました。

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ちなみに実家の父は、今では12月はもうひたすら年賀状書きしかしてないみたいです。商売はまだやっているはずなんですが・・・(苦笑)

年賀状を出すのはどこまでの親戚?

我が家は結婚式に来てもらってたご縁などから、年齢は近いけれどあまり付き合いのない従妹やはとこたちにも年賀状を出していました。

ここまでの範囲でやりとりをしていたのはもしかしてうちくらいでしょうか…?(笑)

こういった、冠婚葬祭くらいでしか顔を合わせる機会はなくて年齢的には自分たちと近い親戚たちについては、やりとりを続けるかどうかの目安としては、友人や昔の同僚たちとの年賀状のやりとりと同様です。

我が家の場合、こちらから出して来なかった年があった場合はこちらも翌年は出すのをやめてみる、それで向うからまた来てしまったらまた出す…を繰り返しているうちに、なんとなく消滅していきましたが、冠婚葬祭で会っても別に気まずくなったりはしません。

普段から親しくしている親戚と違って「年賀状やめます」宣言をするのも変なので、こちらは自然に任せて、だんだんとやりとりがなくなっていくか、それでも残り続けた場合は目上の親戚と同様、今後もやりとりをしていくことにすればいいと思います。

どちらの場合も、親戚の方たちには「今年も我が家は無事に過ごしています。」といったようなひとことを添えて、普段会わない相手への安否確認の通知として難しく考えずに続けていくといいかと思います。

年賀状をやめるときの挨拶で外してはならないポイントは?

直接会って口で言うのではなく文章で書く場合、どうしてもニュアンスが伝わらずに口頭よりもきつい印象を与えてしまいがちです。

ですので、原則こういったことは口で直接伝えたほうがいいです。

それでもどうしても文章で伝える場合のはがきには、

・年内に年賀状を書くのが困難になった理由(年末にかけて仕事が年々忙しくなっってきてしまったため、など)

・来年から親戚(または目上の親戚)以外みんなに年賀状を書くのをやめること

・今後はメールで連絡を取り合いましょう(メールアドレスや電話番号などを記入)

の三つを入れて書くといいでしょう。

特に、「(あなただけでなく)みんなに年賀状を書くのをやめます」ということは必ず伝わるようにするといいと思います。

「今年限りにします」と文末にひとことだけある年賀状をもらって年明け早々イヤな気分になったという人もいますので、メールアドレスや電話番号を書いて「年賀状はやめるけれど、何かあったときにはこちらに連絡をくださいね」というニュアンスを付け加えたほうが、相手の方に嫌な気分を与えにくくなります。

そして、できれば年賀状ではなく寒中見舞いとして書いたほうがいいでしょう。

まとめ

いったんやりとりを始めると、なかなかやめにくい年賀状。

もう少し(いえ、かなりですが)若い世代だったら、最初からSNSやメールで一斉に送信すれば済んだのかな・・・。

いえいえ、ネット世代になればなるほど毎日のやりとりは忙しそうですからね、同じことなんでしょうか。

紙媒体を続けるか、ネットにシフトするか、すべてのお付き合いを割り切って最小限にするか…一人ひとりがどういう暮らしがしたいかと照らし合わせて考えて決めなくてはいけないのかもしれませんね。

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