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冬の行事

節分の豆まきのやり方は?玄関の飾り方は?恵方巻きは関西発祥?

結婚して、自分の実家と相手の実家で風習が違って驚くことは色々あると思います。

我が家の場合は、節分の豆まきがちょっとした驚きでした。

実家ではかなり適当にやっていたのが、主人の実家ではかなりきちんとしたやり方で毎年必ずやっていたからです。

それぞれの家庭や地域によっても豆まきのやり方は違うかと思いますが、ここでは私が夫の実家で習ったやり方をご紹介します。

それから、関東から関西に転勤したときに初めて知った節分の玄関の飾り方のことと、恵方巻きが全国にまだ知られていなかったときの失敗談もお話ししますね。

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節分の豆まきの正しいやり方は?

私の実家では節分にそれほど重きを置いていなかったので、家で豆まきの真似事のようなことをしていたのは、小学生くらいの小さな頃。

多分、幼稚園雑誌や「小学〇年生」などの雑誌の付録についていたような鬼のお面を、お父さんにつけてもらったり、お父さんが早く帰ってこれないときには兄弟でかわりばんこにつけて、鬼役と豆をぶつける役とに分かれてキャアキャア言いながら遊んでいたんだと思います。

ある程度大きくなってからは、節分の日には近所の神社の豆まきイベントに行って、神社の境内から豆まき役の人たちが、豆や、ときどきお金(!)をまいてくれるのをゲットしに行っていたくらいでした。

結婚してからは、主人の実家では節分にはちゃんと家族そろって家で豆まきをするので、それにならうようになりました。

「これが正解」というわけではありませんが、夫の実家で習ったやり方は次のようなものです。

・豆をまくのは、一家の長の役割。
・一部屋一部屋、すべての部屋で「福は内」「鬼は外」と言いながら豆まきをする。
・「鬼は外」で部屋の窓から外に豆を投げつけたら、鬼が入ってこないうちにピシャッとすぐに窓を閉める。

…いかがでしたしょうか?ご家庭のやり方とは違っていますか?
お父さんって、鬼役ではなくて豆をまく側だったんですねぇ^^;。

節分の玄関の飾り方って?

節分の玄関の飾りとは、鰯(いわし)の頭と柊(ヒイラギ)の枝でできた柊鰯(ひいらぎいわし)と呼ばれるお飾りのことです。

まったく見たことがない方もいらっしゃるかと思います。

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私も、転勤で関西に引越したときに、最初の節分で初めて耳にするまでは知りませんでした。

それまで暮らしていた関東では聞いたことがなかったのですが、実際には関西の一部でも関東でも、この風習を代々受け継いでいる地域があるそうです。

クリスマスやハローウィンなどの可愛い飾りとはかけ離れている飾りですが^^;、ヒイラギの葉っぱのギザギザしたトゲが鬼の目を刺し、いわしを焼く臭気で鬼を追い払うという魔除けの意味で玄関の門扉に飾られるようになりました。

(いわしの香りで鬼を惹きつけてからヒイラギのトゲで鬼の目を刺すという逆の言い伝えもあるそうです。こちらの方がなんだかひどい仕打ちのような気がしますが…^^;)

恵方巻きはもともと関西発祥なの?

恵方巻きがどこで発祥したかには諸説ありますが、大阪の船場の商人たちが食べ始めたのが始まりだという説が有力で、関西では昔から節分に太巻きを食べる習慣がありました。

1998年にセブンイレブンが「恵方巻き」という名で節分の太巻き寿司を全国展開し始めたそうですが、その頃我が家が暮らしていた関東では、まだ全然知られていませんでした。

それより2、3年あとに家族で関西に移り住んだときに、我が家はその転勤先で恵方巻きの存在を初めて知ったので、今のように全国でポピュラーになるまでには少なくとも2、3年以上はかかっていると思います。

関西の幼稚園では、娘の担任の先生がクラスのみんなに向かって「今日、夕飯に恵方巻きを食べる人~」と言うと、自分以外のクラス全員が「はーい!」と手を挙げたそうです。

それで、びっくりしながら家に帰ってきて「今日は恵方巻きを食べなきゃいけないんだって!」と訴える娘に対し、私もあわてて近所のスーパーをはしごしたのですが、時すでに遅しで、どこも売り切れ。

仕方なく、恵方巻きに見立てたスナックパンを代わりに買ってきて、恵方巻きのように恵方を向いてみんなで無言でほおばりました。

最近は、ロールケーキなどの恵方スイーツも色々登場するようになりましたよね。

我が家はそのはしりだったんだな、と思うことにしています^^;(笑)。

まとめ

豆まき、柊鰯、恵方巻きの3つのうち、豆まきと恵方巻きが全国的に言えば今の標準でしょうか。

季節の行事も時代によって少しずつ流行が変わってきて面白いですね。

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