花粉症の病院は何科?レーザー治療とは?減感作舌下治療とは?
花粉症の病院は何科に行けばいいの?
花粉症、つらいですよね。
その症状は春先から徐々に増えてきて、鼻がムズムズしてくる季節が始まります。
花粉症の症状がひどくなると、鼻水が止まらなくなったり、目がかゆくなったりと、花粉症によって身体に異常をきたすことがあります。
もうそうなってしまうと症状を抑えることができなくなくなり、病院に行かないと花粉症で仕事や勉強に集中できなくなります。
そうなった場合は、病院に行ってから治療したいのですが、さて、いったい何科に行けばいいのかと悩んだことはありませんか?
花粉症の場合は、症状が出る場所が人によって全く変わってくるので、何科に行けばいいというわけでありません。
その人その人の症状によって、鼻に一番症状が出る場合は耳鼻科、目に症状が強く出る場合は眼科に行ってから治療をしてもらうようにしてください。
でも、あちこちにさまざまな症状が出て、どれが主なものかわからないような場合はどうでしょうか。
花粉症なら、迷ったらとりあえずは耳鼻科に行けば間違いはありません。
耳鼻科で見もらうと症状に合わせた薬をくれますし、鼻の洗浄も病院で行ってくれるので、洗浄後は鼻がすっきりとして、その場で気分が良くなります。
ただし、もし洗浄だけでそのまま他に何もしなければ、すぐに元の鼻づまりや鼻水たらたらの状態に戻ります。
その後も病院から持ち帰った薬を毎日飲み続けることで、徐々に花粉症の症状が和らいでいき、生活に支障がなくなり、仕事や学業にも取り組みやすくなります。
耳鼻科に行けば間違いなく花粉症の症状にあった治療法をおこなってくれるので、「花粉症かな?」と思う症状があったら、まずは耳鼻科に一度行ってみてください。
もちろん、花粉症で目に症状が強く現れるような人は、眼科に行くことをおすすめします。
花粉症により目がかゆくて涙が止まらくなったりした場合は、眼科で目薬や飲み薬をくれるので、目の治療の場合は眼科がお勧めです。
ちなみに、我が家の子供たちは、上の子が目、鼻、肌に症状が出ていて、下の子は主に鼻に花粉の時期に症状が出ていたので、一時期「アレルギー科」に通ったことがありました。
アレルギー科なら全てを網羅してくれると期待して行ったのですが、結果的には、それぞれの科に行ったほうがよかったのかな?という感じでした(そのアレルギー科がたまたまそうだったのかもしれませんが)。
そういうわけで、今は「花粉症のさまざまな症状があるならまずは耳鼻科へ」に落ち着いています。
花粉症の病院でのレーザー治療とは?
花粉症の症状で病院に行った時に、症状によってはレーザー治療をするときがあります。
レーザー治療とは、いったいどのような治療をするのでしょうか?
花粉症の人がするレーザー治療は、鼻の粘膜レーザーで焼いてから花粉症の症状がでなくなるようにするものです。
レーザー治療をするときは、最初に麻酔をしてからレーザーを照射するので痛みは全く感じません。
レーザー治療をしてから数日間は鼻水が止まらなくなる可能性があるので、これでほんとうに良くなったのかな?と不安に思うかもしれませんが、鼻水が出なくなれば、花粉症の症状がぴたりと止まり、痛くも痒くもなくなります。
一度レーザー治療をすれば、その後は今までの花粉症の症状が嘘のようになくなるので、一度試してみる価値があります。
あまり知られていないかもしれませんが、治療費も保険が適用されるので、3割負担でできます。
毎年花粉症で悩んでいる人には、お勧めなのはレーザー治療で、一度行えばその後が楽になります。
通常のほかの花粉症治療に比べると若干高い気がしますが、治療後の事を考えると決して高くはありません。
逆に安いかもしれないくらいです。
花粉症の減感作舌下治療とは病院でどんなことをするの?
花粉症の治療には、ここ数年知られてきた減感作舌下治療と言うものもありますが、こちらはやったことがある人は少ないのではないかと思います。
私の周りでも、やっていると聞いたことがある人は今までに一人しかいません。
減感作舌下治療というのは、花粉症に限らずアレルギー患者によく使われる治療法です。
アレルギーの素となる物を徐々に与えていってから抵抗力をつけていくという治療法で、アレルギーの元を取り除くのではなく、逆に与えていく方法で治療を行います。
舌下にアレルギーの素を投与することで、アレルギー反応に深い関係を持っているあごの下の左右のリンパ節にエキスが届きやすくします。
この投与を数年間続けることで、花粉症の症状が出てこなくなります。
ただし、2年から5年は継続して治療しなければならないため、継続的に通院できる環境にあることや、根気があることが必要になってくる治療法です。