冷えの改善にいい食事とは?どんな栄養をとればいい?女性だけなの?
毎年冬になると悩まされるつらい冷え。女性に多いですよね。
私も、外で手足の感覚がなくなるのはもちろん、室内でも、すぐに指先がかじかんでしまって、パソコンのキーボードがなかなか打てなくなることも…。
もこもこ着こんだり、カイロをいっぱい貼って対処してきましたが、体そのものを自力で温めることができれば、それが一番いいですよね。
体の中から温まるためにまず一番気をつけるといいのは、やはり毎日口にする食事です。
冷えを改善する食事で必ずとるべき食材とは?
寒がりな人と寒がりではない人の違いは何かを調べる調査がありました。
その結果、両者に明らかな違いがみられたのは、「お肉をよく食べているかどうか」だったんです。
冷えにくい人たちはお肉をよく食べていて、冷えやすい人たちはお肉をあまり食べていなかったそうなんです。
お肉は食材の中でも特に、良質なタンパク質がとても豊富なものなので、お肉をよく食べるかどうかで摂取するタンパク質の量がかなり違ってしまっていたということなんですね。
実験では、野菜を食べたあととお肉を食べたあとで被験者の方たちの体温を測っていましたが、お肉を食べたあとの被験者たちの体温のほうが高くなっていました。
お肉のなかでもおすすめなのは牛肉です。
豚肉や鶏肉に含まれるタンパク質の割合が15%くらいなのに対し、牛肉は20%なので、一番効率よくタンパク質がとれるからです。
寒がりの人は、牛肉の、特に赤身のお肉を積極的に食べるようにするといいそうですよ。
冷えの改善にはこんな栄養が必要です
冷え性には十分なタンパク質が必要ですが、その他にも、ミネラルやビタミンの不足が原因で体温が低い冷え性の人もいます。
ビタミンでいえば、冷え性さんに一番重要なのは体のエネルギー代謝にかかわるビタミンB群。
ビタミンB群が豊富なものには、玄米、小豆、たけのこ、うなぎ、豚肉などのお肉類、魚介類、海藻類、バナナなどがあります。
ちなみにビタミンB群は、ネギ、ニンニク、タマネギ、ニラなどのネギ類と一緒に摂ると、何倍も効果が倍増するので、ぜひ一緒に摂ってくださいね。
ミネラルで大事なものには、鉄、亜鉛、セレン、マグネシウムなどがありますが、特に鉄分や亜鉛は、不足すると深部の体温を下げてしまうと言われています。
鉄分は、納豆やお豆腐、レバー、卵、ほうれん草や小松菜などに多く含まれています。
亜鉛は、ナッツ類や納豆、卵、チーズなどに含まれています。
どれも、毎日少しずつ意識して摂っていきたいものですね。
女性が冷えやすいのはなぜ?どうすれば改善する?
男性にも最近はいなくはないですが、冷え性で困っているのは圧倒的に女性が多いですよね。
これは、女性と男性では、男性のほうが体全体に占める筋肉量が多く、筋肉の量が多いほうが体の熱をつくり出せるからです。
男の人にはちょうどいいクーラーの温度が女性には寒すぎて、夏の間だけ別々の部屋に寝る夫婦も多いですよね。
我が家の場合は部屋数が足りなくて、布団の厚さで調節していますが…。
さらに女性は薄着のおしゃれをするので、なおさら冷えやすくなってしまいますよね。
改善に必要なのはやはり筋肉量を増やすことなので、お肉を意識的に多めにとることと併せて、適度な運動もするとより効果的です。
女性はもともと筋肉がつきにくいので、よほどの運動量でなければムキムキマッチョにはならないのでご安心を。
まとめ
冷えにとって重要なキーワードは「筋肉」なんですね。
お肉とビタミン・ミネラルを十分に摂って、適度な筋肉をつけて、つらい手足の冷えとさよならしたいものですね。