お中元をやめるタイミングは?やめるときの手紙は?1回だけはあり?
2017/05/11
お中元を送っていると、このままずっと送り続けなければいけないと誰もが思いますよね。
実際にお中元は、毎年贈るのが当たり前のようになっていて、一度送り始めると送らなければいけない気がしてしまって、止めたくても止めるタイミングがつかめなくなるというのが実際のところです。
では、お中元をやめることはできないのでしょうか。
お中元を辞めたいと思っている場合、どのタイミングで辞めると相手に失礼にならず、角が立たないようにやめることができるのでしょうか。
お中元をやめるタイミングってどうすればいいの?
お中元は一度送ってしまうとやめにくいものですが、やめるタイミングとしては、遠方に引っ越してなかなか会う機会がなくなってしまったときなどは、やめるのにいいタイミングとなります。
他には、会社で上司に毎年お中元を贈っていたような場合は、退職をするときがお中元をやめるタイミングになります。
友人や知人にお中元を贈っている場合は、少し注意が必要となります。
毎年送っていて突然やめてしまうと相手に失礼になる可能性があるからです。
お中元を贈るのを中止したとしても、暑中見舞いなどの手紙は出し続けて、お付き合いを続けていく努力は必要です。
他にも、親戚などにお中元を贈っていた場合は、なかなかやめづらいものですよね。
お中元を親戚に贈っている場合は、金額を落として送り続けるのが良い方法です。
結婚をした時に仲人になってもらった方には、通常は、3年から5年はお中元を贈るのが一般的です。
その後も続けるかどうかは、仲人さんとの関係がどの程度なのかによります。
3年もしくは5年で贈るのをやめてもいいですし、そのまま送り続けるのも間違いではありません。
生活が苦しくなってきたときなどは、仲人さんでもお中元をやめても問題はありません。
家族の幸せを第一に考えるのが、仲人さんへのお礼にもなるからです。
お中元をやめる際にはどんな手紙をつければいい?
毎年毎年お中元をずっと差し上げていたのに、事情によって贈り続けられなくなることもあるでしょう。
一般的な区切りと言われる3年目、もしくは5年目でしたら、なんとなくこれで最後なのかなと伝わるように今までのご厚情に対するお礼の手紙を添えたり、特に手紙などでお知らせすることもなく自然消滅でも大丈夫です。
でも、もっと長い間毎年当たり前のようにお中元やお歳暮を贈っていた場合は、何も言わずにいきなりやめてしまうのは気になってしまうという方もいらっしゃいますよね。
そんな場合は、今後お中元を贈ることができないという旨を伝える手紙を送ると、相手の方も納得してくれますし、こちら側も相手が嫌な思いをしたのではないかと気になって他のことでも連絡が取りづらくなるということがなくなります。
最後のお中元と一緒に贈るのでもいいですが、お中元を贈るタイミングとは別に手紙だけ送るというのもありです。
手紙を書く際には、「拝啓、時下ますますご清祥(会社宛ての場合は「ご清栄」)のこととお慶び申し上げます。」といったような、相手の方を敬う丁寧な出だしで書き始めてください。
その後に続く本文では、今まで長きにわたってご厚情を賜ったことへのお礼や、例えば毎回先方からお返しを頂いていた場合などはそれでかえってご負担になっていたのではとずっと心苦しく思っていたことなど、相手の方への感謝や思いやりを伝えます。
それから、勝手ながらお中元としては今回でおしまいにして、近況のご報告は年賀などにてさせていただきますので今後ともよろしくお願いしますといったことを誠意を持ってお伝えすれば、相手の方にもこちらの意図は伝わります。
お中元を1回だけ贈りたい場合はどうすればいい?
通常お中元は毎年贈るのが一般的ですが、1回だけ贈りたい場合はどうすればいいのでしょうか。
今年とてもお世話になったのでどうしてもなにか贈りたいと思い、ちょうどタイミング的にお中元の時期なのでお中元としてお礼の品を送ろうと思った場合、はたして1回だけ贈ることはマナー違反になるのか気になりますよね。
1回だけだと逆に失礼になるのではないかと思って躊躇している方もいるのではないでしょうか。
たとえば自分の子供がお世話になった方に対してどうしてもお礼をしたいと思っている場合など、お中元を贈る季節に1回だけ贈るのは決して失礼にはなりません。
でも、こういった場合、お中元として贈るのでも悪くはありませんが、できればお中元ではなく、お礼という形で贈り物をしたほうが自分も相手の方も翌年のことを気にしないで済みますよね。
ですので、お中元売り場でいかにいもお中元らしい品物を選んで購入したとしても、お店の方に「御中元」という表書きはしないでもらうよう頼んでくださいね。