「お中元といえばハム」なのはなぜ?賞味期限は?食べ方は?
2017/03/22
お中元を贈るときの定番といえば、やっぱり「ハム」ですよね。
最近では、洋菓子やお酒類をお中元に贈る人も増えているようですが、昔からお中元に贈るものとして多かったのは、なんといってもハムやソーセージなどの加工肉製品でした。
では、なぜお中元の贈り物にはハムやソーセージなどの肉加工品が多かったのでしょうか。
なぜ昔から『お中元といえばハム』が定番なの?
ハムやソーセージなどの加工肉が定番だったのは、商品が長持ちするということが一番にありました。
その他に、かつてハムやソーセージは高級品だったからということも理由として挙げられます。
その昔、天皇が長崎にいらした時にハムを贈呈品として差し上げたことがあったため、高級な食料品であり、天皇へ差し上げるほどの貴重な食品であるということから、お中元にハムやソーセージ等の加工品を贈る習慣が出来ました。
当時のハムの価格を見ると、現在の価格に換算すると8万円前後はするくらい、貴重な食料品でした。
それほどの高価な貴重品をお中元として贈ることで、相手に対する気持ちを表していたんですね。
その流れで、現在でもハムやソーセージをお中元で贈る習慣ができています。
さらに、お中元で贈られるハムには、食材としてさまざまな利用方法があります。
ハムステーキとして食べることができます。
ハムを野菜などと一緒にサラダにして食べることもできます。
味噌汁の具に入れて食べることもできます。
このように、ハムは高級食材として貴重な食材で、さらにその料理法にいくつもの種類があるんですね。
まとめますと、
・保存がきく
・天皇にも献上された高級品であった
・調理に応用がきく
以上のような理由から、ハムは贈る側にも贈られる側にもメリットがあってお中元の定番となっていったと考えられます。
お中元のハムの賞味期限はどれくらいもつの?
お中元に人気のハムですが、賞味期限が長いことも、お中元としてよく贈られる理由の1つです。
贈られてすぐに食べなくてはならないとなると、贈られる側の都合によっては逆に迷惑になってしまうこともあるので、これはポイントが高いですよね。
ハムは保存性が高く、もらってから冷蔵庫に入れておくと、長い期間保存食としても利用できます。
ハムを未開封の状態で保存できる期間としては、ものにもよりますが2ヶ月程度が賞味期限となります。
賞味期限とは、美味しく食べることができる期限のことです。
この2ヶ月というのはあくまでも賞味期限のことですので、その後も未開封のままであれば、ある程度の期間は食べることは可能です。
受け取った方も、そのまま保存しておいて、非常食としても食べることができます。
ただし、開封後は早めに全部食べないといけません。
開封後の賞味期限は、3日から1週間程度となります。
開封後は、出来るだけ早い段階で食べきらないと、食べられなくなります。
それでも、ハムは生鮮食品などに比べると保存期間が長いので、お中元でいただいても長い期間置いておくことができるありがたい食材です。
お中元で頂いたハムを持て余らせない食べ方は?
開封後のハムは、3日から1週間程度で食べきらないといけないとなると、お中元でいただいた場合、ハムを丸々持て余らせないで食べきるにはちょっと努力や工夫が必要ですよね。
ハムは焼くか茹でるかしないと食べられないソーセージなどと違い、生でも食べられるのが利点なのですが、毎回毎回生のまま食卓に出していたのでは、家族も飽きてきてしまいそうです。
我が家の場合は、まずは開封したてのときには、ハムサラダや、スライスしてそのままお酒のおつまみなどとして食べます。ポテサラなどにもいいですよね♪^^
その後はハムエッグ、チャーハンの具などさまざまな状態に調理して出すのですが、いつもサブ的な食材として使っていたのでは、丸々一本を数日で使い切るのはなかなか難しいですよね。
なので、分厚く切ったハムをビーフステーキのようにフライパンで焼く「ガモンステーキ(Gammon Steak)」を夕飯のメインとして一度は出すようにしています。
これは料理下手の母が実家でよく作ってくれた、油を敷いたフライパンでハムを焼くだけの、ほんと~うにカンタンな料理です。
ただただ、ハムを分厚く(=1センチ以上に)切ることだけがポイントという…^^:
これをやると、家族の人数にもよりますが、ハムの大半を使うので、お中元で頂いたハムを持て余らせることはなくなりますよ。
付け合わせは、ハンバーグやステーキなどを食卓に出すときと同じように、ゆで野菜やポテトなどでOKです。
どうぞお試しを^^