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大掃除もキッチンは重曹で!コンロもOK、換気扇はつけおき以外には?

2017/02/05

敏感肌の手肌にも優しい重曹でのお掃除。

使いこなせれば重曹だけでも家じゅうのお掃除のほとんどが済んでしまうすぐれものですよね。

でも、普段のちょこっと汚れは重曹でお掃除していても、キッチンコンロなどの油汚れだけはコンロ用洗剤を使ったり、
年末以外手つかずの換気扇の頑固な汚れは専用の強力洗剤で…という人は多いかと思います。

でも実は、そんな大掃除だって重曹があれば、特別な強力洗剤は不要なんですよ。

キッチン掃除に使う場合にはどんなタイプの重曹を選べばいいかも、併せてお伝えしますね。

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大掃除のキッチンに使う重曹はどのタイプを選ぶ?

重曹は日常のお掃除にも便利ですが、がんこな汚れを落とさなければならない大掃除でもやっぱり大活躍です。

キッチンは家族の食べ物を扱う場所なので、口に入れても安全なものでお掃除ができるのはありがたいですよね。

大掃除にはどんな重曹を使えばいいかをこれからご説明します。

普段からお掃除に重曹を使っている方は、大掃除でもいつもの重曹をそのまま使ってくださいね。

大掃除で初めて重曹を使ってみたい!という方へ

重曹には、薬用、食用、工業用の3つのグレードがあります。

薬用は、医療に使われるレベルの最も安全性の高いグレードです。

食用はベーキングソーダと呼ばれる文字通り口に入れられるグレードのもので、こちらは食品添加物として認められています。

工業用は医療や食用には使えないグレードで、掃除のみに使うのでしたら工業用でもOKです。

でも、最近は食品グレードで家事からお料理・お菓子作りにも使える製品が安く手に入るようになっていますので、食用OKで大容量のタイプを買うほうが、いろいろな用途に使えて便利でオススメです。

重曹(ベーキングソーダ)とベーキングパウダーの違い

「ベーキングパウダーならうちにあるけど、これって重曹と同じもの?」と思われた方もいるのではないでしょうか。

私も前は、重曹とはベーキングパウダーのことだと思っていました。

ベーキングパウダーは重曹に酸性の物質を加えて、重曹のパンやケーキを膨らませる性質をさらにパワーアップさせたものなので、純粋な重曹ではありません。

洗浄力はかなり弱くなってしまいますので、お掃除にはベーキングパウダーではなく重曹を使ってくださいね。

大掃除でコンロを重曹でピカピカに!

べっとりギトギトのコンロは、さすがに強力洗剤じゃないと取れないかな?と思いきや、これも重曹で落とせるんですよ。

ご家庭によって汚れ具合が違うと思いますので、汚れがゆるい順に重曹の使い方を説明しますね。大掃除の場合は、1ではなく2から先になると思います。

1.油が飛び散ってすぐの場合

重曹の粉をパパッと振りかけて指でちょっとこすれば、重曹が油をからめとって簡単にきれいになります。そのあとはかたく絞ったぬれぶきんで重曹をふきとります。

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2.時間が経って汚れが落ちにくくなった場合

重曹とお酢を適量ずつ混ぜたものを、スポンジに含ませてレンジ台を拭きます。
重曹が残っていると白っぽくざらざらしてしまうので、汚れを落としたあとはお酢を2~3倍の水で薄めてスプレーして、重曹を中和させるようにします。

3.五徳などの特にがんこな汚れには

ガスコンロの五徳(ごとく)の汚れは特にガンコですよね。粉状のままの重曹を振ったくらいではなかなか汚れが落としきれません。

1でも2でも汚れが落ちない場合は、重曹をペースト状に練った重曹ペーストと使い古しの歯ブラシで汚れを落とします。特にガンコな汚れが沢山ついているときは、重曹ペーストを塗りつけてから、ラップでしばらくパックしておくと、汚れがゆるみやすくなります。

重曹ペーストの作り方

・重曹と水を2~3対1の割合で用意します。重曹大匙2~3杯に対してなら、水は大匙1杯ということです。

・重曹に少しずつ水を加えながらスプーンなどで練ってペースト状にします。使う場所に応じて固さを調節しましょう。

※コンロの取扱い説明書などに、弱アルカリ性の洗剤は使わないでくださいなどと書いてあることがあります。重曹は弱アルカリ性ですが、とても弱いアルカリ性なので、コンロのお手入れに使っても大丈夫です。

大掃除で換気扇を重曹できれいにするコツは?

油汚れでねっとりとしてしまった換気扇もかなりやっかいなものですよね。

こちらも重曹を使った掃除のやり方が主に2パターンあります。
あまりにも油汚れがひどい換気扇の場合には、2.の2段階方式のやり方でやってみてください。

どちらにしても、まずは換気扇のコンセントを抜いて、安全を確認してから作業してくださいね。

1.重曹水溶液をビニール袋に入れて漬け込む方法

キッチンのシンクなどのなかで広げた大きめのポリ袋(45リットルのゴミ袋など)にお湯を入れ、重曹を溶かして重曹水溶液を作ります。お湯1リットルに対し、重曹大匙4杯の割合です。

換気扇の羽やカバーを取り外し、重曹水溶液のなかに漬け込みます。

10分以上置いて、汚れが浮き上がってきたら、スポンジで汚れをこすり落とします。

お湯で洗い流して、乾いた布で拭き取ります。

2.直接粉を振りかけて大まかな汚れを落としてから漬け込む方法

外した換気扇の羽やカバーに直接重曹の粉を振りかけて、しばらく時間を置いて白い粉が油を吸って油の色に変色してきたところで使い古しの歯ブラシやかためのスポンジなどでこすります。

これで汚れをあらかた落としてから、1.の重曹水溶液に漬け込む方法で残った汚れを完全に落とします。

まとめ

大掃除のなかでも、キッチンの油とホコリが混ざった汚れの掃除は最難関ですよね。

体にやさしい重曹できれいに汚れを落として、スッキリとさせて新年を迎えたいものですね。

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